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【GLOCAL TOPICS】 ベビーブック

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今日は、「ベビーブック」をピックアップ!

まず、母子健康手帳は、母子健康保険法に基づき、
妊娠した方が市町村長に妊娠の届け出をすることで、国籍や年齢を問わず交付されます。

健康管理に当たり必要な情報や、子どもの発育を記録する他、
市町村ごとに独自の様式を設定していたり、外国人が多い自治体では、
外国語版を作成しているところもある他、1980年代にインドネシアで普及がはじまり
今では、南アジア諸国、南米、アフリカでも普及活動が行われています。

この日本独自に発展し、今では世界に広がる「母子健康手帳」
その先駆けとなった「ベビーブック」を編集したのが可児市出身の海老衣子さんという方。

彼女は、大正末期から昭和初期にかけて活躍したキャリアウーマンの先駆者ともいえる方で、
雑誌編集者として、文学記者から実用的な記事まで幅広く手掛けたといわれています。

そして、彼女の集大成として昭和8年(1933年)「実業之日本社」より出版されたのが
今日ピックアップしている「ベビーブック」
生まれてから小学生になるまでの子供の発育を記録でき
加えて、育成上の様々な知恵を盛り込んだ育児手引書ともいえる本で、
二年足らずで5版増刷というヒット作品となりました。

現在は、「可児市 子育てプラザ マーノ」に展示されています。
新型コロナウイルスの影響が落ち着いたら、是非お出かけください。