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■揖斐川町　夜叉が池■

その昔、現在の安八郡(あんぱちぐん)神戸町(ごうどちょう)に“安八(あんぱち)太夫(たゆう)”という長者(ちょうじゃ)が居たそうです。

ある年、大変な日(ひ)照り(でり)が続き困っていました。そんな時、田んぼで出会った小さなヘビに向かって、

「雨を降らせてくれたら、どんな願い事でもかなえてあげるのに・・・。」と一人ごとを言って

家へ帰ったそうです。すると家に着くころ不思議なことに待ちに待った雨が降りだしました。

雨は、一晩中降り続き、田んぼにはたっぷりと水が溜まり、農作物は生き返りました。

  しかし、雨の翌日ヘビは人に姿を変えて現れ、太夫(たゆう)の娘を嫁に欲しいと言ってきたのでした。

田んぼで太夫(たゆう)が話しかけたヘビは龍神(りゅうじん)だったのです。

太夫(たゆう)の３人の娘のうち“夜叉(やしゃ)姫(ひめ)”が名乗り出て、揖斐川の最上流(さいじょうりゅう)にある池へと

連れられて行き龍神となりそれから「夜叉ヶ池(やしゃがいけ)」と呼ばれるようになったということです。

　こうしたことがあってから、日照りが続くと村人たちは、紅(べに)、おしろいを土産(みやげ)に、

龍の池、夜叉ヶ池にささげるようになったそうです。

標高約１,１００ｍ。

登山道も整備されていて景色も良いですが、気温は、この辺りより５℃以上も低く、

天候も変わりやすいので、登山に行かれる場合は、しっかりとした装備で出かけて下さい。

・夜叉が池までのアクセス方法

揖斐川町役場より約１時間、坂内(さかうち)川(かわ)上(かみ)地内より林道に入ると道路が狭くなりますので

気を付けてお出かけ下さい。

詳しくは、揖斐川町HPを、ご覧ください。

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