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高山市 秋の高山まつり
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高山市 秋の高山まつり
。高山祭は春の山王祭(さんのうまつり)と秋の八幡祭(はちまんまつり)の総称で、
16世紀後半から17世紀の発祥とされています。
これまで長い歴史を積み重ねながら、脈々と今日まで受け継がれてきました。
このうち秋の八幡祭は、旧高山城下町北半分の氏神様である桜山八幡宮の例祭で、
毎年10月9日、10日に行われます。
例年およそ20万人のお客様が全国各地からお越しになります。
・御神幸(ごじんこう)
「御神幸」という祭行列があります。お囃子(はやし)や獅子舞に先導され、
神様を乗せた神輿が、闘鶏楽、裃姿の警固など伝統の衣装に身を包んだ
総勢数百名の大行列とともに町を巡ります。
9日は午後1時頃に八幡宮を出発し、
10日は午前8時30分頃八幡宮を出発してお旅所を経由し、八幡宮へと戻ってきます。
・屋台曳き揃え
「屋台曳き揃え」は、国の重要有形民俗文化財である屋台が
桜山八幡宮周辺に勢揃いするものです。秋の高山祭の屋台は全部で11台ありますが、
全ての屋台が曳き揃えられます。9日、10日の両日とも、
布袋台(ほていたい)は八幡宮境内に、残りの10台は表参道に登場します。
見事な屋台彫刻や見送幕、細部の構造など、
飛騨の匠の技を間近で見ることができる絶好の機会ですので、
じっくりご覧いただきたいと思います。
・屋台曳き廻し
秋の高山祭だけの屋台行事に、「屋台曳き廻し」があります。
これは4台の屋台が日中に町を巡るもので、この4台のうち神楽台(かぐらたい)
・鳳凰台(ほうおうたい)は毎年登場し、残る2台は布袋台(ほていたい)を除く
屋台から交代で参加するという決まりになっています。
今年は神楽台(かぐらたい)・鳳凰台(ほうおうたい)に加え、
大八台(だいはちたい)・宝珠台(ほうじゅたい)の4台が登場します。
こちらは9日の午後1時30分頃に表参道を出発する予定です。
・宵祭(よいまつり)
先程の「曳き廻し」は日中に行われますが、夜、
暗くなってから行われるのが「宵祭(よいまつり)」です。
9日の午後6時頃に表参道を出発し、下三之町、安川通り、下一之町を巡行します。
11台全ての屋台が、それぞれおよそ100個もの提灯を灯して町を巡り、
最後には伝統の曳き別れ歌「高い山」を歌いながら各屋台蔵へと帰っていきます。
幻想的で、昼間とは一味違った美しさを見せてくれます。
・からくり奉納
布袋台(ほていたい)による「からくり奉納」が、9日は正午からと午後3時から、
10日は午前11時からと午後1時から八幡宮境内にて行われます。
2体の唐子が綾(あや)というブランコのようなものを伝って布袋様に飛び移り、
布袋様が左手に持っている軍配を一振りすると、
その中から「和光同塵」と書かれた幟(のぼり)がでてくるという大変巧妙なからくりです。
綱で動かしているとは思えない、まるで生きているかのような人形の妙技をお楽しみください。
・例年と違った取り組
江戸時代から伝わる祭り屋台に地元の小学生が乗せてもらえることになりました。
本来ですと、各屋台を代々受け継いできた「屋台組」の関係者しか祭屋台に乗れないのが
従来の慣習となっておりましたが、少子高齢化で祭りの担い手が減るなかで、
多くの子供達に祭り文化を共有してもらい、将来の祭りを支える力になってほしいとの願いから、
地元の小学生が祭屋台に乗せてもらえることとなりました。
詳しくは、高山市のHPを、ご覧ください。