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川辺町 昔昔桃太郎が♪
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■川辺町 鬼飛岩■
川辺町にも桃太郎伝説があり、それにちなんだ名所もたくさんあります。
昔、川辺のまちの中央を流れる飛騨川の「せんだく岩」でおばあさんが桃を拾い上げ
桃太郎と名付けました。せんだく岩は、今は川辺ダム湖に沈んでしまって見られませんが…
鹿塩地区にある鬼飛山には鬼が住んでいて、付近一帯で悪さをしていました。
鬼飛山の山腹には今でも鬼門・洞門があり、鬼は川辺のまちから娘をさらい、
夜泣き坂を越えてすみかに帰っていました。夜泣き坂は、
今は夜之木坂と呼ばれています。そこで桃太郎が立ち上がったんです。
桃太郎は、下麻生地区の木知洞でキジを、上川辺地区の犬塚でイヌを、
石神地区の猿が鼻でサルを集め、川辺で作っていたあわ・きび・ひえで団子を
作って鬼退治に出掛けました。鬼飛山の表門からは桃太郎とキジの一隊、
鬼門からはサルの一隊、別の山道からイヌの一隊が三方から攻め立て、
鬼を全滅させました。これで、川辺の山里に平和を取り戻しました。
鹿塩地区には鬼にまつわる場所がたくさんあるんです。鬼が逃げるときに金棒を突いた
川の中の岩に穴が開き、今でもその岩があります。そこには水が枯れることなくたたえており、
体にできたイボを治す効果があり「イボ井戸」と呼ばれています。また鬼が逃げるときに
足をついたところに足跡が残り、金棒をひきずった跡も残っている「鬼淵」。
鬼が大きな岩を積んで他の山より高くするために北の国から大きな岩を運んで来たけれど、
あまりに重くて岩の上に岩をおろして休憩し、しばらく休んでから再び出発しようしました。
岩は重くて二度と持ち上がりませんでした。それが巨岩の上にもうひとつの巨岩が乗った
「重ね岩」と言われる、不思議な場所です。
詳しくは、川辺町HPを、ご覧ください。