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MORNING SPLASH

【GLOCAL TOPICS】冬のおすすめ野菜:にんじん

今月、毎週水曜日のMORNING SPLASHでは、
野菜ソムリエプロの横山さんをスタジオにお迎えして、
冬野菜についていろいろ教えていただきます!
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今日は…【にんじん】

一年中栽培されている野菜なので、旬は無いともいえますが、
にんじんは、西洋種と東洋種に分けられます。
普段目にしているオレンジのにんじんは、西洋種。出回っているニンジンの殆どが西洋種です。
東洋種で現在流通しているのは金時にんじんだけと言われていて、荷崩れしにくくて、
中まで色が鮮やかなのでお正月のお煮しめに使われます。
12月になると、店頭に金時にんじんが並ぶので、冬が来たんだな。と感じます。
冬にんじんは加熱すると甘みが増す特徴があります。


皮はむかずに食べたほうが良いと言われていましたが、

最近の研究ではニンジンは皮でも、中身でも栄養価にさほど変わりがないとわかってきました。

栄養を分析する科学の進歩で分かってきたことですが、それよりもにんじん自体の個体差が

大きいようです。皮に栄養があるからそのまま食べてたのに。と思う方もいらっしゃるかもし

れませんが、お料理の見た目や、食感などが悪くなる。という場合を除いては、

皮はむかなくてもよいと思っています。事実、私もむきません。

もともと、ニンジンの皮は、収穫後に洗浄する間に皮ははがれてしまって販売されるときには

薄皮しか残っていません。

皮をむかずに食べることは、食品ロスをなくすSDGsですし、時短にもつながります。


ところで、みなさんは冷蔵庫のどこに入れますか?


野菜室に入れる場合が多いかと思いますが、

ニンジンにとっては野菜室の温度…5-7度位は高すぎるようです。

ニンジンは生命力が強いので、もっと低い温度で保存した方が栄養をキープして、

よりまろやかな味わいになるとされていますので

冷蔵庫保存で最適な場所はチルド室だそうです。

しっかりとビニール袋に入れて、チルドに入れておけば1か月ほど持ちますし

その間にニンジンの味がまろやかになるので、熟成すると考えてもいいかもしれませんね。


美味しいにんじんの選び方は、沢山ありますが、

 
わかりやすい方法は細根(さいこん)を見ることです。
横に伸びた白っぽく傷のようについている物を細根と言い、根が出る場所ですが
この細根が縦に真っすぐ並んでいるニンジンが良いとされています。

どうしてよいニンジンかというと、ニンジンが成長する時には、
真っすぐ伸びるのではなく、ドリルのように回転しながら成長していくのですが、
この時にフカフカの柔らかい土で育った方が美味しいニンジンになると言われており、
細根がねじれずに縦に並ぶんですね。
因みに、大根も同じように回転しながら成長しますが、その回転は時計回りです。


おすすめレシピは・・・「にんじんのそぼろ」

にんじんをすりおろして軽く水分をしぼり、少しあぶらをひいて炒め、水をとばします。
お醤油とみりん、はちみつもしくは砂糖で少し甘味をつけて味をなじませて完成!
ご飯にかけて食べてみてください!