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MORNING SPLASH

野菜の話【スイカ】

本日は、野菜ソムリエプロの横山さんに「スイカ」についてお話を伺いました!

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■野菜ソムリエプロについて

野菜と果物のスペシャリストと呼ばれていて、

日本野菜ソムリエ協会が認定している民間の資格です。

資格は、野菜ソムリエ・野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ の

3段階あり、全国で7万人近くの方が資格を取得されています。

野菜との携わり方は様々で、野菜の種を作ったり、品種改良をする方、

野菜を育てる方、流通や小売りに携わる方、そして横山さんのように、

野菜の食べ方や体の中でどうなるかを伝えるというように、

野菜ソムリエと言っても活動は様々です。


■スイカについて

スイカは5000年くらい前から人に食べられていたと言われるほど、

実は歴史のある果物の一つです。

アフリカで生まれて、地中海からヨーロッパに広まったとされていますが

栽培が始まったのはエジプトだと言われています。

当時のエジプト人達は、スイカから水分を得るために栽培したと考えられており、

ツタンカーメン王のお墓からもスイカの種が見つかっています。

当時は死後の世界でも水分を摂れるように、スイカをお供えしたと推測されています。

瑞々しいスイカは、暑い夏にぴったりです。

スイカは美味しいけれど、皮がゴミになるという事でスーパーでの売り方も変わってきました。

最近は大玉よりも小玉スイカをご自宅でカットしたいという方も増え、

小玉すいかの品種も増えてきましたし、ゴミがでない方が好まれる傾向にもありますので、

大玉すいかのカットしたものに加えて、皮を外して一口大に切り分け、

カップに入れて販売するなどスイカの売り方も様々あります。

カット化、カップ化に対応するように、カットしても型崩れしにくい品種も生まれています。

スイカも地味に品種改良されています。


■選び方について

縞模様がはっきりしていて、縞の数が多いものほど甘みが強い傾向にあります。

カットスイカの場合は、果肉の赤みが強く、種はしっかり黒いもの。

果肉の赤と、白のコントラストがはっきりしている方が味がのっているとされています。

最近は糖度を表示してあるお店が多いですが、目安は糖度12以上が十分甘いと考えてください。


■保存方法について

収穫してからも追熟する果物ではないので、冷蔵庫で保存して早めにいただきましょう。

丸ごと1個の場合でも、常温で長く保存していると水分が蒸発して徐々にボソボソに

なってしまうので、新鮮なうちに食べきりましょう。