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岐南町 伏屋の獅子芝居
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岐南町 伏屋の獅子芝居
岐南町伏屋の白山神社祭礼に奉納されてきた
「伏屋の獅子舞」は県の重要無形民俗文化財にも指定されています。
この地域において獅子舞は古くから行われていたようですが、
今に伝わる形になったのは明治時代頃からといわれています。
伏屋の獅子舞は大きく分けて「神楽獅子」と「獅子芝居」の二つに分けられます。
神楽獅子とは神社祭礼の際の奉納で行われる、
悪魔払いを中心とした獅子の舞です。
獅子芝居とは獅子が歌舞伎や人形浄瑠璃の外題を演じる芝居のことです。
伝統芸能として獅子舞は、全国に見ることができますが、
この獅子芝居は尾張・美濃地方の一部でしか見ることのできない、
とても貴重なものなんです。
実は獅子にも性別があって、多くの獅子は「オス」なのですが、
伏屋の獅子は「メス」なんです。
この点も、ほかの獅子舞と違う伏屋の獅子舞の特徴で、
「嫁獅子」や「姫獅子」と呼ばれたりもしています。
かつて人々の娯楽といえば芝居でした。しかし芝居をやるには衣装やかつらなど、
多くの費用がかかります。
そこで、女形を獅子舞が演じることで費用を抑え、
多くの人が獅子芝居を楽んだと言われています。
・獅子芝居の演目
人形浄瑠璃で有名な「傾城阿波の鳴門」や、
歌舞伎の外題である「心霊矢口の渡し」「忠臣蔵」などがよく上演されます。
神楽獅子は岐南町伏屋の白山神社祭礼で毎年10月に見ることができます。
獅子芝居なんですが、実は後継者不足のため、近年は上演されていないんです。
しかし、伝統を守ろうと、獅子舞保存会の皆さんが現在、再演に向け稽古を行っています。
上演の際は岐南町伏屋獅子舞会館で行われますので、またお知らせしますね。
詳しくは、岐阜県のHpを、ご覧ください。