MORNING SPLASH
野菜の話【ピーマン&パプリカ】
本日は、野菜ソムリエプロの横山さんに「ピーマン&パプリカ」についてお話を伺いました!
■野菜ソムリエプロについて
野菜と果物のスペシャリストと呼ばれていて、
日本野菜ソムリエ協会が認定している民間の資格です。
資格は、野菜ソムリエ・野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ の
3段階あり、全国で7万人近くの方が資格を取得されています。
野菜との携わり方は様々で、野菜の種を作ったり、品種改良をする方、
野菜を育てる方、流通や小売りに携わる方、そして横山さんのように、
野菜の食べ方や体の中でどうなるかを伝えるというように、
野菜ソムリエと言っても活動は様々です。
■ピーマン&パプリカについて
パプリカはピーマンの仲間で、分け方はあいまいですが、大型で肉厚なものを指します。
ピーマンは未熟な果実を食べますが、赤やオレンジのパプリカは熟した果実を食べます。
臭さはピラジンという成分で血液をサラサラにする働きがあり、
熟すとピラジンは少なくなるため、熟したパプリカには青臭みが少ないという事になります。
ピーマン嫌いなお子さんは、まずパプリカから試すと良いかもしれません。
赤・オレンジ・黄色とカラフルなパプリカは
お料理に彩を添えてくれますが、栄養価にも違いがあります。
パプリカにはビタミンA・C・Eが豊富ですが、
黄色よりオレンジ、オレンジより赤のパプリカに
ビタミンACEが豊富なことが分かっています。
ピーマンはビタミンCが豊富で、実はレモン果汁より含有量が多いんです。
■選び方について
ピーマンやパプリカは比較的日持ちしますが、
新鮮な物を選べばそれだけ長持ちするので
新鮮なものを選びたいですね。
つやがあり、ピーマンのヘタやパプリカの切り口にもハリがあり、
新鮮な物を選びます。
■保存方法について
冬であればピーマンやパプリカは常温保存もできますが、
特に夏場は冷蔵庫の野菜室の方が長持ちします。
丸ごと保存の場合は、ビニール袋にいれます。
ピーマンやパプリカから蒸発する水分を吸い取るために、
キッチンペーパーに包んでからビニール袋に入れるとさらに長持ちします。
カットした場合は、ラップで切り口をぴったり覆って野菜室に保存します。
■おすすめレシピ
パプリカはマリネがお勧めです。
オーブンやトースターでよく焼いて、皮をむき種を取ってマリネ液に浸します。
ピーマンはいろいろな食べ方がありますが、
パプリカのマリネと同じようにオーブンやトースターで焼いて、
お醤油・みりんなどで味付けをしてしばらく味をなじませ、
鰹節でいただく焼きピーマンがおすすめです。
種も食べられますし、火を使わないので暑くなく調理できますよ。