MORNING SPLASH
野菜の話【さやいんげん】
本日は、野菜ソムリエプロの横山さんに「さやいんげん 」についてお話を伺いました!
■野菜ソムリエプロについて
野菜と果物のスペシャリストと呼ばれていて、
日本野菜ソムリエ協会が認定している民間の資格です。
資格は、野菜ソムリエ・野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ の
3段階あり、全国で7万人近くの方が資格を取得されています。
野菜との携わり方は様々で、野菜の種を作ったり、品種改良をする方、
野菜を育てる方、流通や小売りに携わる方、そして横山さんのように、
野菜の食べ方や体の中でどうなるかを伝えるというように、
野菜ソムリエと言っても活動は様々です。
■さやいんげん について
もともと中央アメリカや、南米のアンデス原産の植物で、
コロンブスがヨーロッパへ持ち込み、
フランスで若いインゲンをさやごと食べる品種を
開発したことで、さやいんげんが誕生しました。
日本へは江戸時代に伝わったと言われ、
中国から隠元という名前の僧侶が日本にいんげんを伝えたと言われています。
成長が早く、比較的育てやすい特徴があり、
暖かい地域では一年に3回収穫できることから3度豆と呼ばれることもあります。
本来の旬は6-9月ごろですが、産地が変わって一年中収穫できるので、
年中楽しめる野菜でもありますが、多く出回る時期はお値打ちです。
輪切りにしたときに断面が丸い、丸ざやいんげん、
平べったいさやの平ざやいんげん、モロッコいんげんに分類できます。
■選び方について
さや全体の緑色が均一で、艶のあるものが良いですね。
さやの外から見ても、豆の形がハッキリしているものは育ちすぎて固い場合があります。
■保存方法について
寒い環境が得意ではない野菜なので、
冷蔵庫の野菜室で保存しますが、新聞紙で寒さ対策をしてあげると持ちがよくなります。
時間が経つほど、香りや甘みが失われるので、
すぐに食べない場合は、茹でて冷凍保存がお勧めです。
■おすすめレシピ
炒めたり、和え物や、てんぷらにも美味しいレシピが沢山ありますが、
豆板醤を少し加えてピリ辛に炒めるのが好きですね。
甘辛な味付けで、いりごまを散らして食べるのがおすすめです。