MORNING SPLASH
国道さんぽ
岐阜県を走る「国道」を、おさんぽ感覚で、寄り道しながらのんびりと巡っていきます。
前回までは、国道22号をおさんぽ。
今回からは国道41号をおさんぽしていきます。
今日は、国道41号の起点、愛知県名古屋市東区を北に進み、小牧市に入ります。
岐阜県にもゆかりのある「織田信長」が、戦国時代に居城として初めて築いた城として
知られている「小牧山城」に立ち寄ります。
1560年、桶狭間で今川義元を破った織田信長は、
三河の松平元康、後の徳川家康と協力して、
美濃の斎藤氏を攻めるために準備をはじめました。
その3年後、1563年に織田信長は、頂上から美濃方面を一望できる小牧山に城を築き、
清洲から移り住んだとされています。
そして、その4年後1567年に織田信長は美濃を手に入れ、
稲葉山城、後の岐阜城に住まいを移したといわれています。
岐阜城の住まいを移した後、「小牧山城」は、
使われなくなり、城下町も衰えていったということです。
しかし、今も当時の遺構が良好な状態で維持されていることなどから、
山全体が史跡に指定されています。
現在、山頂にあるのが「小牧山歴史館」です。
以前は、「小牧市歴史館」という名称で、
開館以来、小牧市の歴史民俗資料が展示されていましたが、
小牧・長久手の合戦など戦国時代の小牧山に関する展示内容に全館改装し、
昨年4月に「小牧山歴史館」としてリニューアルオープンしました。
この他、「小牧山城」では、石垣などの遺構や、緑豊かな史跡内を散策しながら、
敵や動物などの侵入を防ぐために築かれた「土塁」や、
「堀」などの戦国時代の遺構を見ることができます。