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てくてく中津川

てくてく岐阜歩き 中津川~成瀬誠志 企画展について~


今日のてくてく岐阜あるき 中津川は

中津川市出身の陶芸の名工・成瀬誠志(なるせ せいし)の没後100年を記念し行われている、

多治見市美濃焼ミュージアムと中津川市苗木遠山資料館のコラボレーション企画展

「成瀬誠志とその周辺」について、苗木遠山資料館の浅井さんにお話を伺いました。


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成瀬誠志は、美濃国恵那郡茄子川村、現在の中津川市茄子川地区生まれの陶芸家です。


明治4(1871)年に上京し、

「東京薩摩」と呼ばれる金彩を伴う絢爛豪華な薩摩焼の焼物を制作しました。


幕末から欧米で好まれたジャポニズム・日本趣味の流行を受けて、

誠志の作品は主に横浜から海外に輸出され、

その精密な絵付けは国内外の博覧会で入賞するなど高い評価を受けました。


明治19(1886)年からは茄子川に戻って工房「陶博園」を開き、

日光東照宮をモデルにした「陽明門」などを制作しました。


その陽明門は1893 年のシカゴ万国博覧会に出品されています。


しかし、輸送中に荷崩れを起こして大破してしまい、

その一部しか会場に展示されなかったものの、

見事な出来栄えが評価されて銅賞に輝やきました。


これらは現在、中津川市苗木遠山史料館で大切に保管されています。


1月28日まで開催されている多治見市美濃焼ミュージアムと

中津川市苗木遠山資料館のコラボレーション企画展「成瀬誠志とその周辺」を通じて

地元内外のたくさんの方に成瀬誠志の魅力に触れていただきたいと浅井さんは語ります。


この企画展では苗木遠山史料館(中津川会場)では、

郷里の茄子川で制作された「金彩(きんだみ)色絵(いろえ) 屋島合戦那須与一像」や「鬼瓦」、

東京で制作された「東京薩摩獅子鈕香炉」などを紹介します。


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生涯にわたって自身の美を追い求めた成瀬誠志の作風をご堪能ください。


企画展について詳しくは、ウェブサイトをチェック!!