MORNING SPLASH
野菜の話【長ネギ】
本日は、野菜ソムリエプロの横山さんに「長ネギ」についてお話を伺いました!
■野菜ソムリエプロについて
野菜と果物のスペシャリストと呼ばれていて、
日本野菜ソムリエ協会が認定している民間の資格です。
資格は、野菜ソムリエ・野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ の
3段階あり、全国で7万人近くの方が資格を取得されています。
野菜との携わり方は様々で、野菜の種を作ったり、品種改良をする方、
野菜を育てる方、流通や小売りに携わる方、そして横山さんのように、
野菜の食べ方や体の中でどうなるかを伝えるというように、
野菜ソムリエと言っても活動は様々です。
■長ネギについて
東日本は長ネギや白ネギ、温暖な西日本は葉ネギが多く栽培されています。
愛知県の伝統野菜「越津ねぎ」は柔らかく、辛みが少ない特徴があります。
長ネギの緑の部分は葉、白い部分は茎と思われるかもしれませんが、
長ネギの茎は、根のすぐ上の数ミリだけ(芯のような部分)で、
普段食べている白い部分は葉鞘(ようしょう)という葉の一部です。
長ネギの皮は、硬く傷んでいる場合を除けば皮を剥く必要はありません。
■選び方について
緑の葉先が新鮮な物を選びましょう。
白い部分はつやがあり、
緑と白の境目のコントラストがはっきりしている物は旨味があります。
緑の部分にネバネバする液体がある事がありますが、これは水溶性の食物繊維の一種で
加熱すると甘くなり、免疫力を高める働きもあります。
緑の部分は筋っぽいので使わない方もいらっしゃるかもしれませんが、
加熱すればフルクタンがトロッとして甘くなるので、ぜひ利用してください。
冬のネギは糖度が15くらいになるものもあり、メロンと同じくらいの甘さです。
■保存方法について
切っていない長いままの長ネギは、冬の時期であれば涼しい場所で保存することができます。
その際は、乾燥しないように新聞紙で全体を包むと良いです。
買った時に入っているビニールでは蒸れてしまうことがあるので、
新聞紙に包みなおす方が長持ちします。
横に寝かせるより、本来のねぎの状態のように縦てておきます。
使いかけの長ネギは冷蔵庫の野菜室に入れます。
ラップで包んで立てておくか、ジッパー付きの袋に入れてください。
少し長く保存したい場合は、ジッパー付きの袋に入れて冷凍保存できます。
■おすすめレシピ
「お浸し」です。
長ネギを食べやすい長さに切り、トースターやフライパンで焼いたら、味付けをします。
ほうれん草のお浸しのような味でも良し、唐辛子を入れてピリ辛にしても良しです。
ごま油を足しても美味しいです。
急いでいるときは、ポン酢でも美味しいため、手間の掛からない一品です。