MORNING SPLASH
野菜の話【ブロッコリー】
本日は、野菜ソムリエプロの横山さんに「ブロッコリー」についてお話を伺いました!
■野菜ソムリエプロについて
野菜と果物のスペシャリストと呼ばれていて、
日本野菜ソムリエ協会が認定している民間の資格です。
資格は、野菜ソムリエ・野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ の
3段階あり、全国で7万人近くの方が資格を取得されています。
野菜との携わり方は様々で、野菜の種を作ったり、品種改良をする方、
野菜を育てる方、流通や小売りに携わる方、そして横山さんのように、
野菜の食べ方や体の中でどうなるかを伝えるというように、
野菜ソムリエと言っても活動は様々です。
■ブロッコリーについて
ブロッコリーは、カリフラワーや菜の花のように
つぼみを食べる珍しい野菜の一つです。
最近は、ブロッコリーのスプラウトが注目されていることもあり、
ブロッコリーの出荷量が10年で3割増えています。
栄養価の高さも人気の ビタミン・ミネラルが豊富で、
茹でた後でもビタミンCの含有量はイチゴより多い、
ビタミンEや鉄も含まれてバランスが良いうえに、
お互いの吸収を高める組み合わせが多い事も特徴です。
つまり、効率よく栄養素を吸収できるということです!
今年に入ってからのビッグニュース!
なんと、ブロッコリーが2026年から指定野菜に追加されました!
指定野菜とは、消費量が多く国民生活に重要な野菜です。
指定野菜の追加は1974年のじゃがいも以来約50年ぶりのこと。
価格が大きく下がった際に、生産者の方に支払われる保証が手厚くなるため
安定供給が期待されます。
■選び方について
鮮度が良いブロッコリーは、つぼみがギュッと固く詰まっていますが、
鮮度が落ちるとしなびるため、ゆるんだり、黄色っぽくなります。
さらに茎の切り口が新鮮かどうかも選ぶ目安になります。
つぼみが紫になっているものは、寒さにあたった証拠で甘みがあります。
これは寒くなると糖分を作りだして凍らないようにするという
ブロッコリー自身が身を守る知恵です。
■保存方法について
丸ごとであれば、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。
ただ、保存の温度は低い方が良く、保存の最適温度は0度なのでチルド室がベストです。
小房に分けて茹でた場合は、水気をしっかり切って、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫へ。
水気をしっかり切ることで、持ちがよくなります。
清潔なさらしやキッチンペーパーでつぼみを包んでギュッと絞るようにして水分を切ってください。
■茹でるときの注意点
注意点は、茹でた後に水にとらないことです。
色止めとして冷水につけますが水っぽくなるため、
水にはつけずに広げて冷まし、保存する場合は水気を絞ってください。
茎も食べることができますが、皮が固いので、厚めに剥いて使うと良いでしょう。
■おすすめレシピ
・ツナや茹で卵と一緒に和え物
・カレーやシチューの彩
・かき揚げ
・ブロッコリーを小さめに切り分け、2センチに切ったエビと一緒に衣をつけて油で揚げる
<注意点>水洗いせずに布巾などで拭いて汚れを落とす