本日は、野菜ソムリエプロの横山さんに「　新たまねぎ、新じゃがいも　」についてお話を伺いました！

■野菜ソムリエプロについて

野菜と果物のスペシャリストと呼ばれていて、

日本野菜ソムリエ協会が認定している民間の資格です。

資格は、野菜ソムリエ・野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ の

3段階あり、全国で７万人近くの方が資格を取得されています。

野菜との携わり方は様々で、野菜の種を作ったり、品種改良をする方、

野菜を育てる方、流通や小売りに携わる方、そして横山さんのように、

野菜の食べ方や体の中でどうなるかを伝えるというように、

野菜ソムリエと言っても活動は様々です。

■新たまねぎ、新じゃがいも について

新○○というと、新たまねぎ、新じゃがいもの他にも新しょうが、

新ごぼう、新にんじんがありますね。

そもそも、新○○はいったい何なのかというと、あいまいな部分もあります。

玉ねぎは、収穫してからすぐに出荷される玉ねぎが新玉ねぎと呼ばれます。

玉ねぎのなかでも黄色いたまねぎ(黄たまねぎ)は

新玉ねぎと保存性のある玉ねぎが存在しますが、

白玉ねぎという種類は乾燥させても保存性がないので、新たまねぎしか存在しません。

じゃがいもは、 収穫後貯蔵せずに出荷されたもの、

その年の初めに出荷されたものが新じゃがいもと呼ばれます。

じゃがいもは、茎や葉が枯れてから収穫したもの、

新じゃがいもは、茎や葉が青いうちに収穫したもので、

完熟前のじゃがいもや、早撮りしたじゃがいもの事を指しています。

じゃがいもは北海道のイメージが強いです(国産の8割が北海道産)が、

春の新じゃがいもは九州産です。

■選び方について

新玉ねぎは傷みやすいので、買ってくる段階で傷みがないか、ずっしり重いことが重要です。

さらに新じゃがいもは、皮が薄くて表面が滑らかで傷みやすいため、

表面に傷がない事も確認しましょう。

皮にハリや透明感があって新鮮な方がよいです。

他にも皮が緑になっていたり、芽が出ていないことも確認してください。

■保存方法について

新玉ねぎは、ビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室にいれてください。

じゃがいもは湿気に弱いため、新じゃがいもは新聞紙でくるんで、

日の当たらない涼しい場所に保存して、２週間を目途に召し上がってください。

■おすすめレシピ

・スライスして生食（新玉ねぎは水分が多く、辛みが少ないため）

・電子レンジで加熱後、醤油やポン酢・鰹節をかけて

・コチュジャンと柚子茶で韓国風

・カレー味

新じゃがいもの特徴は、水分が多く、でんぷんが少ないため

肉じゃがのような味をしみこませる料理や、コロッケ・ポテトサラダには不向きです。

その反面、千切りにしてサッと炒めるとシャキシャキ食感を楽しめ、

ベーコンと一緒にコンソメ味で炒めたり、

皮ごと茹でてじゃがバターにしたりするのが向いています。