MORNING SPLASH
野菜の話【たけのこ】
本日は、野菜ソムリエプロの横山さんに「 たけのこ 」についてお話を伺いました!
■野菜ソムリエプロについて
野菜と果物のスペシャリストと呼ばれていて、
日本野菜ソムリエ協会が認定している民間の資格です。
資格は、野菜ソムリエ・野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ の
3段階あり、全国で7万人近くの方が資格を取得されています。
野菜との携わり方は様々で、野菜の種を作ったり、品種改良をする方、
野菜を育てる方、流通や小売りに携わる方、そして横山さんのように、
野菜の食べ方や体の中でどうなるかを伝えるというように、
野菜ソムリエと言っても活動は様々です。
■「たけのこ」について
「たけのこ」を漢字1文字で書くと、筍。
たけのこはとても成長が早く、土から顔を出したら10日間(旬)で竹になってしまうと
言われたことから、竹冠の下に旬と書いてたけのこと読みます。
10日は大げさですが、ピーク時は1日に1m伸びるほど成長が速いです。
その速さの理由は、一般的な植物の生長点は先端ですが、
筍は先端と、それぞれの節も成長するので驚異的なスピードで竹に成長するからです。
旬は、1か月を3つに分けて、上旬・中旬・下旬と言いますよね。
たけのこの旬は3-6月で、出荷のピークは4月です。
栄養面は、野菜の中ではたんぱく質が多く、不溶性の食物繊維も豊富です。
ユニークな成分は、たけのこの節の間に白いモロモロの物についている「チロシン」です。
やる気を出す時のホルモン、お酒を飲んで気分が良い時に出るホルモンでドーパミンの原料です。
■選び方について
・切り口が白っぽくて、新しいもの
・穂先が黄色っぽい物
・薄い茶色の皮
土から頭を出して、日光に当たるとえぐみが増えてしまいます。
先が緑のものは、既に土から頭を出したため、日に当たって光合成でできたものです。
黒に近かったり、緑がかっているのは日光に当たっているためえぐみが強くなります。
■保存方法について
たけのこは鮮度が命のため、買ってきたらすぐにあく抜きをしてください。
あく抜きの仕方は、筍をたてて半分に切って、フライパンに筍かぶるくらいの水、
ぬかを入れて落し蓋をして30分茹でた後、4-5時間常温で冷まします。
■おすすめレシピ
・煮物
・たけのこご飯
・トマトソースと絡める
パスタや、角切りにして、鶏肉と一緒に炒めてトマトソースでも美味しいです。
・バター焼き