MORNING SPLASH
野菜の話【オクラ】
本日は、野菜ソムリエプロの横山さんに「 オクラ 」についてお話を伺いました!
■野菜ソムリエプロについて
野菜と果物のスペシャリストと呼ばれていて、
日本野菜ソムリエ協会が認定している民間の資格です。
資格は、野菜ソムリエ・野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ の
3段階あり、全国で7万人近くの方が資格を取得されています。
野菜との携わり方は様々で、野菜の種を作ったり、品種改良をする方、
野菜を育てる方、流通や小売りに携わる方、そして横山さんのように、
野菜の食べ方や体の中でどうなるかを伝えるというように、
野菜ソムリエと言っても活動は様々です。
■「オクラ」について
ネバネバ野菜というと真っ先に浮かぶのがオクラかもしれません。
この粘り成分は水溶性食物繊維のペクチンで、整腸作用があり、
血糖値の上昇を抑え、コレステロール値の低下などの効果が期待される成分です。
原産地はアフリカが有力で、紀元前から食用にされていたと言われています。
日本に伝わったのは、江戸時代末期から明治時代初期ですが、
当時はヌメリや青臭みがあまり好まれていませんでした。
広く普及したのは昭和30-40年代頃だそうです。
■選び方について
・5-6㎝の小ぶりな物が柔らかくておすすめです。
(さやが大きくなりすぎると固くなり、種が大きくなって渋くなるため)
・五角形のオクラはこの角がくっきりしている物が新鮮です。
(鮮度が落ちると黒ずんでくる)
・大きさや色を選ぶ基準にしてください。
■保存方法について
基本的には、鮮度が落ちると黒ずんで風味が落ちるため、保存には向きません。
保存の際は、ビニール袋に入れて乾燥を防いで、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
■下処理の仕方
おくらの表面の産毛は口当たりが悪いので、
塩もみすると食べやすく、色も鮮やかになります。
茎の付け根の部分は硬いため切り落として、
ガク(へたの周りの角ばった部分)は筋っぽいため角ばった部分のみ
1周ぐるっと削るのがお勧めです。
■おすすめレシピ
・スープ
・炒める
・南蛮漬け
・下処理をして茹でたら、細かく刻んでお醤油やみりん、めんつゆで味付け
鰹節やだしを加えても美味しく、味付けした状態で冷凍もできるため、忙しい時にも便利