MORNING SPLASH
野菜の話【もやし】
本日は、野菜ソムリエプロの横山さんに「 もやし 」についてお話を伺いました!
■野菜ソムリエプロについて
野菜と果物のスペシャリストと呼ばれていて、
日本野菜ソムリエ協会が認定している民間の資格です。
資格は、野菜ソムリエ・野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ の
3段階あり、全国で7万人近くの方が資格を取得されています。
野菜との携わり方は様々で、野菜の種を作ったり、品種改良をする方、
野菜を育てる方、流通や小売りに携わる方、そして横山さんのように、
野菜の食べ方や体の中でどうなるかを伝えるというように、
野菜ソムリエと言っても活動は様々です。
■「もやし」について
穀類や豆類の種子を発芽させたもので、スプラウトの一種です。
発芽させるという意味の「萌やす」に由来しています。
大豆を発芽させた「豆もやし」、「緑豆もやし」と呼ばれる
緑豆(グリーンマッペ)を発芽させたもやしが一般的です。
畑が不要で、季節関係なく一年中いつでも生産できるため、
雪が降る地域で野菜が不足する場合でも利用できるという利点があります。
もやしは栄養が無いと言われますが、栄養価が高いとは言えないものの、
低カロリーの割に豆類が本来持つ栄養の他に、発芽の際にビタミンCが生成されるため、
ビタミンやミネラル、食物繊維をバランスよく含んでいるという事で、
世界的に注目されている食材です。
工場で大量生産されるため、天候に左右されず、
価格や品質が安定しているのも特徴です。
■選び方について
・茎が透明感のある白色
・茎がしっかり
・先端の葉が開いていない
茶色に変色したり、ヒゲ根が長いと鮮度が落ちています。
■保存方法について
もやしは消費期限が書いてあります。
買ってきた袋のままだと、2-3日です。
すっぱい匂いがしてきたもやしは使わない方が良いですが、
保存容器に水を入れて、もやしを浸しておくと4日ほど持ちます。
■おすすめレシピ
他のスプラウトのように生食はできず、加熱が必要です。
お湯で茹でるとビタミンCなど水溶性の成分が溶け出てしまうため、
電子レンジで加熱する調理法がお勧めです。
凝った料理よりも、ニラ玉もやしのようにサッと炒めたり、
レンジで加熱して和え物にしたりする方が多いかと思います。
味付けのバリエーションがあるとより楽しめますね。
和風だけではなく、ラー油やごま油を使って中華風や、ナンプラーでアジア風、
わかめやきゅうりを加えてボリュームや栄養価UPで楽しんでください。