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MORNING SPLASH

野菜の話【にんにく】

本日は、野菜ソムリエプロの横山さんに「 にんにく 」についてお話を伺いました!


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■野菜ソムリエプロについて

野菜と果物のスペシャリストと呼ばれていて、

日本野菜ソムリエ協会が認定している民間の資格です。

資格は、野菜ソムリエ・野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ の

3段階あり、全国で7万人近くの方が資格を取得されています。

野菜との携わり方は様々で、野菜の種を作ったり、品種改良をする方、

野菜を育てる方、流通や小売りに携わる方、そして横山さんのように、

野菜の食べ方や体の中でどうなるかを伝えるというように、

野菜ソムリエと言っても活動は様々です。



■「にんにく」について

 にんにくは疲労回復や殺菌や解毒の効果が期待されるので、昔から食用としてだけではなく

薬用にも利用されていたとわかっています。

ビタミンB1が不足すると、疲れやすくなったり、食欲不振につながるとされているため、

このビタミンB1の働きを助けるアリシンを含むにんにくが夏バテ予防につながると言われています。

ただ、このアリシンは独特のにおいの元でもあるので、

にんにくの匂いが気になる場合は、丸ごと食べる方が良いそうです。

にんにくを刻んだり、すりおろすと、においの元となるアリシンが生成されるため、

丸ごとホイル焼きのようにして食べるとよいそうです。

にんにくを食べてしまい、明日が心配という場合は、一刻も早く牛乳やウーロン茶を

沢山摂取すると、においの元を吸着したり、消してくれるそうです。

体に良いと言っても、食べすぎるとおなかを壊す場合もあるので、

一日1片までを目安にしてください。





■選び方について

 ふっくらと丸い形をしている物、指で触ってみるとしっかり固く、

1片1片がしっかりくっついていること。

ゆるく外れている場合は収穫してから時間が経っている可能性があります。

 持った時にずっしり重いことも重要です。

軽いものは水分が抜けているので味が落ちているかもしれません。



■保存方法について

 にんにくを保存していると芽が出てくることがありますが、

毒ではないので芽もにんにく自体も食べることはできます。

 ただ、芽は焦げやすいので調理に手間がかかる事と、育ちすぎると

にんにく自体の味が落ちるので、芽が出ないように保存しましょう。

新聞紙かキッチンペーパーに包んでチルドか冷蔵室に保存します。

低い温度の方が芽が出にくいので、間違っても野菜室には入れない方がいいです。

国産のにんにくは特に9月-11月に芽が出やすいので、

なるべく低い温度に保存した方が良いです。

薄皮を剥いて丸ごと冷凍にもできますし、すりおろして冷凍保存も可能です。



■おすすめレシピ

 にんにくを醤油漬けにするのもよいです。外側の皮、薄皮をむいたにんにくが

完全に浸かる量のお醤油に1か月漬けるだけ。他にも丸ごとホイル焼き、アヒージョ。

栄養を生かす食べ方としては、ビタミンB1の吸収をよくする働きがあるので、

豚肉と一緒に使うと効果的です。