MORNING SPLASH
野菜の話【アボカド】
本日は、野菜ソムリエプロの横山さんに「アボカド」についてお話を伺いました!
■野菜ソムリエプロについて
野菜と果物のスペシャリストと呼ばれていて、
日本野菜ソムリエ協会が認定している民間の資格です。
資格は、野菜ソムリエ・野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ の
3段階あり、全国で7万人近くの方が資格を取得されています。
野菜との携わり方は様々で、野菜の種を作ったり、品種改良をする方、
野菜を育てる方、流通や小売りに携わる方、そして横山さんのように、
野菜の食べ方や体の中でどうなるかを伝えるというように、
野菜ソムリエと言っても活動は様々です。
■「アボカド」について
アボカドは甘みがないので野菜と思われるかもしれませんが、果物です。
農林水産省の定義では、アボカドは木になり、
実がつくまでに13年もかかるので、果物と分類されています。
脂質が果肉の20%含まれているので、森のバターと呼ばれるほどで、
カリウムやビタミンEが豊富です。意外にも食物繊維も多く含まれ、
不溶性食物繊維はごぼうより多いです。
脂質が多いと気になる方も多いかと思いますが、
アボカドオイルとして使われることもあるほど良質なオイルで、
オレイン酸が豊富です。
血中の悪玉コレステロールを減らしたり、
がん予防の効果も期待されていますので、
1日1/2個を目安に召し上がってください。
健康に・美容にお勧め食材の一つです。
■選び方について
皮が浮き上がったようになっていない物で
ヘタが取れている物は、その周りが傷んでいる
事もあるので避けます。
あとは食べごろの見分け方ですが、
まず、皮の色が黒っぽくなってきた頃で、
次に確認していただきたいのは、ヘタです。
ヘタが乾燥して実から浮き上がり、
ポロっと取れる頃が食べごろです。
その頃になると、手に持つと柔らかくなってきます。
■保存方法について
皮がまだ緑の場合は追熟が必要なので、室温に置き、
食べごろになったら冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
半分など残った場合は、種をつけたまま、切り口をレモン汁やお酢、
オリーブオイルでまんべんなくコーティングしてラップでピッタリ包みます。
■おすすめレシピ
カットしてそのままサラダにいれたり、
つぶしたりすることが多いと思いますが、
納豆とも相性が良いです。
さいの目切りにしたアボカドにみりんを和え、
納豆にタレを混ぜたら、塩昆布やごま油と一緒にあえます。