MORNING SPLASH
野菜の話【山芋】
本日は、野菜ソムリエプロの横山さんに「山芋」についてお話を伺いました!
■野菜ソムリエプロについて
野菜と果物のスペシャリストと呼ばれていて、
日本野菜ソムリエ協会が認定している民間の資格です。
資格は、野菜ソムリエ・野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ の
3段階あり、全国で7万人近くの方が資格を取得されています。
野菜との携わり方は様々で、野菜の種を作ったり、品種改良をする方、
野菜を育てる方、流通や小売りに携わる方、そして横山さんのように、
野菜の食べ方や体の中でどうなるかを伝えるというように、
野菜ソムリエと言っても活動は様々です。
■「山芋」について
山芋とか、長芋、自然薯など呼び方がいろいろあるように感じますが、
実は山芋という種類はなく、なんとなく総称のように扱われていますが
旬は秋~冬ですが、貯蔵性が高いので一年中出回ります。産地は、青森県産と北海道産が7割ほどを占めています。
長芋は皮が薄く、粘り気が弱くさらりとしているのですりおろして食べるには物足りないかもしれませんが、
その分いろいろな調理法に向き、低カロリーです。
自然薯やいちょういもは粘りが強く、とろろに向くので種類によって使い分けると良いですね。
■選び方について
皮が薄くて、ハリがあり、表面に傷や斑点がない物を選びます。
ヒゲ根が多い方が粘りが強いと言われています。
カットされている物は、切り口が変色していない、みずみずしい物が良いですね。
■保存方法について
山芋は乾燥、光や水気に弱いです(意外に繊細)。
カットしていない丸ごとの場合は、新聞紙などに包み、涼しい場所での保存もできますが
カットした後の山芋は、ラップで全体を包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。
カットしたり、すりおろして冷凍にすることもできます。
■おすすめレシピ
イモ類の中では珍しく生で食べられるので(でんぷんの分解を助ける)消化酵素のアミラーゼを沢山含んでいる)、
生で食べることができます。
生で食べてシャキシャキ、すりおろしてトロトロ、炒めたり、焼くとホクホク、
すりおろして焼くとフワフワ。自由自在の食感を楽しめる食材ですね。
特に、輪切りにしてフライパンで焼くと、簡単ですが美味しいです。
味付けは、シンプルに塩と青のりでも美味しいですし、
バター醤油、山芋を焼いて一旦取り出して、とろけるチーズを加熱したものにからめるのもお勧めです。