てくてく中津川
てくてく岐阜歩き 中津川!~2024年の坂下花馬祭り開催について~
坂下総合事務所の新田さんにお話を伺いました。
坂下花馬祭りは、800年以上も続く伝統あるお祭りで、
岐阜県重要無形民俗文化財に認定されており、
平安時代の武将・木曽義仲公にゆかりのあるお祭りとして始まりました。
義仲公は日頃から坂下神社を参拝し祈願しており、平家追討を果たした義仲は、
征東大将軍の官位を賜りました。
この知らせが坂下に伝わると地区の下組、
合郷組、町組の人々は歓喜して祝い、
幣(ぬさ)をつけた矢を馬の鞍に立て村人が総出で
行列をつくり音曲を奏でて神社を参拝し、
義仲公の戦勝を坂下神社に報告しました。
これが「花馬祭り」の始まりと伝えられており、
今でも祭りの前日には当時と同じように、
下組の馬一頭が坂下神社に参拝します。
いつの頃からか農民の五穀豊穣を願う祭りに発展し、
馬の鞍につける幣も花串になり、現在の姿に。
坂下花馬保存会では、歴史ある伝統を次世代に継承しています。
この花馬祭りは例年、10月第二日曜日に開催が決まっていて、
今年は10月13日です。
馬の背に乗せる花串も地域の方の手作りで、
毎年、地域のお母さん方や小学生・中学生の手作りです。
子供神輿や子供手踊りもあり、
大人から子供まで幅広く参加し、盛り上げています。
お祭りのクライマックスは坂下神社の境内での花奪りです。
こちらもとても迫力があって見応えがあるので、ぜひ、間近で見ていただきたいですね。
前日には花火大会もありますし、五穀豊穣を祝う歴史と伝統の花馬祭りを
ぜひ、現地で見てみてください。
坂下花馬祭り 10月13日(日)開催
詳しくは→https://yasaka-kanko.jp(やさか観光協会)