GIFUコレ！情報局４２

■川辺町　桃太郎伝説■

・桃太郎伝説

昔、飛騨川の「せんたく岩」でおばあさんが桃を拾い上げ、桃太郎と名付けました。

同じ頃、鹿塩地区にある山には鬼が住んでいて、付近一帯で悪さをしていました。鬼は川辺の

まちから娘をさらい、夜泣き坂を越えてすみかの山に帰っていました。

桃太郎は、下麻生地区の木(こ)知(ち)洞(ぼら)でキジを、上川辺地区の犬塚(いぬづか)でイヌを、

石神地区の猿(さる)が(が)鼻(はな)でサルを集め、

川辺で作っていたあわ・きび・ひえで団子を作って鬼退治に出掛けました。　　　

山の表門(おもてもん)からは桃太郎とキジの一隊、鬼門(きもん)からはサルの一隊、別の山道からイヌの一隊と三方から

攻め立て、鬼が飛ぶように逃げていきました。これを由来として、鬼のすみかであった山を

「鬼飛山」と呼ぶようになりました。

実際の地名とリンクしている所はとても珍しい。

・鹿塩地区の鬼にまつわる場所。

鬼が逃げるときに川の中で金棒を突いた所に、岩に穴が開きました。その穴は水が枯れるがことなく、

体にできたイボを治す効果もあるとされ、「イボ井戸」と呼ばれています。

鬼が逃げるときの足跡が残り、金棒をひきずった跡が残る「鬼(おに)淵(ぶち)」。

「重ね岩」

鬼飛山を他の山より高くするために、鬼は大きな岩を運んだ。

岩の上に運んできた岩を降ろし、休憩。岩は重くて二度と持ち上がらず。

これが後に「重ね岩」と呼ばれるようになった。

・アクセス

東海環状自動車道　美濃加茂IC　下車　国道４１号バイパス経由で10分ほど。

詳しくは、川辺町HPを、ご覧ください。