GIFUコレ!情報局42
岐阜市 幽玄な総がらみ「鵜飼い」
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■岐阜市 長良川鵜飼い
「ぎふ長良川鵜飼」は岐阜の夏の風物詩と言われ、
5月11日(水)から10月15日(土)まで、
9月15日と増水等により鵜飼ができない日を除き、毎日実施されます。
鵜飼とは、日本の伝統漁法のひとつで、
鵜匠が10~12羽の鵜をそれは見事な手綱さばきで操り、
息の合った動きで鵜が鮎を捕ります。静かな水面に篝火を焚いた鵜舟がゆっくり現れ、
「ホウホウ」という鵜匠の掛け声で一斉に鵜が鮎を捕える様は、大変幻想的な情景です。
日本書紀や古事記にも記述がみられるほどで、
大宝2年(702年)の戸籍に記載されていることから、
およそ1300年の歴史があることになります。
清流長良川では、「鵜匠」という地位を確立させた織田信長や、
鮎鮨を好み江戸に献上させたと言われる徳川家康など時の武将にも愛され、
今日まで大切に守られ続けられてきました。そんな伝統を守り続けた結果、
昨年3月には「長良川の鵜飼漁の技術」は、国の重要無形民俗文化財に指定され、
12月には「清流長良川の鮎」が世界農業遺産に認定されました。
そして、今、ユネスコ無形文化遺産代表リストの記載に向けた取り組みを行っています。
予約、お問合わせは、岐阜市鵜飼船事務所HPを、ご覧ください。
電話058-262-0104
「長良川うかいミュージアム」では
世界でここだけの絵巻物型スクリーンがあり、
原寸大の鵜舟と音響・照明との総合演出で大きな絵巻物の中に
入り込むような映像を体験できます。
その他にも興味深い展示物が盛りだくさんです。
実際に鵜飼を楽しむ前に行っていただくことで、知識等が深まり、
より一層鵜飼を楽しんでいただけること間違いなしです。
すぐ近くで本物の鵜をご覧いただくこともできますよ。
アクセス等の詳細につきましては、
長良川うかいミュージアムのホームページをご覧ください。