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揖斐川町 山間の町に残る美しい龍神伝説
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■揖斐川町 夜叉が池伝説道中まつり
夜叉が池伝説
昔美濃の国神戸地域が大干ばつに襲われ、
途方に暮れていたこの地域の長者であった安八太夫が、
ある日かわききった田んぼで一匹の小さな蛇に出合い、
その蛇にむかって「お前が雨を降らせてくれたら、どんな願いもかなえよう」と
つぶやき家に帰りました。すると長者が家に帰るやいなや、大雨が降り、
人々も太夫も大喜びしました。
しかし、雨の翌日、その蛇は山伏姿になって現れ、
太夫に「私は揖斐川上流に住む龍神です。
そなたの願い確かに聞き届けた。約束通りわたしの願いとして、
おまえの娘を我が妻として差し出してもらう。」と、言いました。
それを聞き、太夫の三人の娘の中の一人、夜叉姫が、人々を救ってくれたお礼にと、
自ら申し出て、龍神の妻になり、自らも龍に化身して、
揖斐川上流の池に棲むことになりました。夜叉姫を不びんに思った太夫は、
その後たびたび池を訪れ、哀れな娘の姿をしのびました。
やがてその池は「夜叉ヶ池」と呼ばれるようになった、というお話です。
それで、その伝説を多くの人に知ってもらい、語り継いでいって欲しい。
そんな願いを込めて、平成元年から、「夜叉ヶ池伝説道中まつり」が始まりました。
「夜叉が池伝説道中まつり」
夜叉ヶ池伝説になぞらえ、全長21mの巨大な龍を、男性14人で担ぎ、
神戸町から、揖斐川町坂内地内まで、夜叉姫が通ったとされるゆかりの地を巡り、
龍神の舞を奉納して昇っていきます。
最後に「遊ランド坂内」の特設会場のステージにおいて、
創作音楽劇「夜叉姫物語」の上演があり、
龍神の華麗な舞のあと、夜叉姫役の女性に龍が巻き付いてクライマックスを迎えます。
「遊ランド坂内」の特設会場では、午後3時から地元で採れた野菜の販売、バザー、
木工体験などが行われます。
特設ステージでは、午後3時50分からビンゴ大会、勝ち抜きジャンケン大会に続き、
歌謡ショーや和太鼓演奏、創作音楽劇「夜叉池物語」の上演があります。
・会場までのアクセス方法
東海環状自動車道の大垣西ICより、国道21号、国道417号、国道303号を通り約60分。
岐阜市からは国道303号を通り、約60分。
詳しくは、揖斐川町HPを、ご覧ください。