BLOG

GIFUコレ!情報局42

川辺町 伝説になった川辺の桃太郎

GIFUコレ!情報局42


川辺町 川辺の桃太郎伝説

昔々、川辺のまちの中央を流れる飛騨川の「せんだく岩」で

おばあさんが桃を拾い上げ桃太郎と名付けました。

せんだく岩は、今は川辺ダム湖に沈んでしまって見られませんが…


鹿塩地区にある鬼飛山には鬼が住んでいて、付近一帯で悪さをしていました。

鬼飛山の山腹には今でも鬼門・洞門があり、鬼は川辺のまちから娘をさらい、

夜泣き坂を越えてすみかに帰っていました。夜泣き坂は、今は夜之木坂と呼ばれています。

そこで桃太郎が立ち上がったんです。

Image title

桃太郎は、下麻生地区の木知洞でキジを、上川辺地区の犬塚でイヌを、

石神地区の猿が鼻でサルを集め、川辺で作っていたあわ・きび・ひえで

団子を作って鬼退治に出掛けました。

鬼飛山の表門からは桃太郎とキジの一隊、

鬼門からはサルの一隊、別の山道からイヌの一隊が三方から攻め立て、

鬼を全滅させました。これで、川辺の山里に平和がよみがえったのです。

全て現存しています。日本全国で桃太郎伝説はあると思うんですが、

実際の地名とリンクしている所はとても珍しいんです。

Image title

その他にも、鹿塩地区には鬼にまつわる場所がたくさんあるんです。

鬼が逃げるときに金棒を突いた川の中の岩に穴が開き、

今でもその岩があります。そこには水が枯れることなくたたえており、

体にできたイボを治す効果があり「イボ井戸」と呼ばれています。(写真上)

Image title

また鬼が逃げるときに足をついたところに足跡が残り、

金棒をひきずった跡も残っている「鬼淵」。鬼が大きな岩を積んで

他の山より高くするために北の国から大きな岩を運んで来たけれど、

あまりに重くて岩の上に岩をおろして休憩し、

しばらく休んでから再び出発しようとしたところ、岩が重くて二度と持ち上がりません。

それが巨岩の上にもうひとつの巨岩が乗った「重ね岩」(写真下)と言われる、不思議な場所です。

このような昔話を感じながら川辺を巡ってみるのも楽しいと思いますよ。

・アクセス方法

桃太郎伝説の多くは鹿塩地区になります。

鹿塩地区までのアクセスは、東海環状自動車道 美濃加茂IC 下車

 国道41号バイパス経由で10分ほどです。

みなさんも桃太郎伝説を感じに、ぜひ、川辺町にお越しください。

詳しくは、川辺町HPを、ご覧ください。