ほっとぬくもり岐阜
北海道の「岐阜さくらの園」
北海道北見市常呂町岐阜。
今から120年前に岐阜から北海道へ移り住んだ人たちが切り拓き、入植した土地です。
そこで、「岐阜さくらの園」を育てている人たちがいます。
平成岐阜開拓団のみなさん。団長の山田武正さんに電話をつなぎました。
はじまりは、1997年に岐阜市の高齢者グループ「金華一二三会」のみなさんが、「故郷の先人の思いを桜に込めて」と淡墨桜を植樹したこと。
しかし厳しい北海道の寒さに桜は倒れます。
その後、山田さんたちは挫折を繰り返しながら、2006年に数輪の花を咲かせきました。
私が訪れたのは2008年2月。氷点下の気温の中で桜の園を見ました。
夏は水をやり、炭化もみをまく。冬は断熱材を根元に巻いて凍らないように守る。
愛情をたっぷり注いだ岐阜の桜は、2012年満開となりました。
いまでは毎年美しい姿を見せてくれるそうです。
今年も満開の桜が咲きました。
これからの夢。
○広大な土地2ヘクタールをソメイヨシノでいっぱいにすること
○桜前線(ソメイヨシノ)最北の地に認定されること
きっと願いが叶いますように。桜がつないだ縁。先人の想いをのせて、これから何百年先もずっと先続いていくのでしょうね。